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AIは「試す」から「仕事に組み込む」へ ― イベント動向で読む、世間のAIの見方

connpassとこくちーずのイベント動向から、いま世間がAIをどう見ているのかを読み解きました。話題の中心は「知る」から「業務に組み込む」へ。中小企業の経営者が次の一歩を考えるヒントに。

ここ数カ月、「AIがすごい」という話はもう珍しくありません。では世間は今、AIをどう見ているのか。connpassとこくちーず(イベント告知サイト)で、AI・自動化関連の勉強会がどれだけ開かれ、何人集まっているのかを調べてみました。人が実際に時間を割いて集まる場所には、関心の"温度感"がそのまま表れます。

【入口はいまだにChatGPT】

こくちーずでのヒット件数を見ると、ChatGPTが126件と圧倒的でした。まず名前を知る、触ってみる、という「入口」としての存在感は今も揺らいでいません。

【実際に人が動いているのは"実装"の話題】

一方、人が本当に集まっているのはその先でした。connpassの累計参加者数はClaude関連が1,585人でトップ。Power Automate 762人、Dify 449人と続きます。

とくにClaude Code Meetupには2,643人、Coworkのハンズオンには1,256人が参加しました。「AIで何ができるか」ではなく「AIを自分の仕事にどう組み込むか」へ関心が移っているのが分かります。こくちーずでも"AIエージェント"が42件と、Claude全体(40件)に並ぶ話題になっていました。

【地に足のついた業務効率化も堅調】

派手さはないものの、RPAは11件、Power Automateも安定して開催されています。「まず身近な定型作業を減らす」という現実的なニーズは根強い、ということです。

【意外な"不在"】

面白いのは、海外で有名なZapierやUiPathが0件だったこと。日本の現場では、無料で試せるもの・日本語で学べるものに人が集まる傾向がはっきり表れていました。

【経営者にとっての示唆】

まとめると、世間のAIの見方は「話題として知る」段階から「実際に業務へ組み込む」段階へと移りつつあります。特に中小企業では、大がかりなシステムより、身近な業務を一つ自動化することが最初の一歩になります。「うちにはまだ早い」ではなく、「どの業務からなら始められるか」を考えるタイミングに来ているのかもしれません。

Takaaki Yoneda

環境保全、グラフィックデザイン、マーケティングなどプログラミング以外にも幅広い興味を持ったソフトウェアエンジニアです。 最近の趣味は、ボードゲームと登山