ワークショップ申込みから当日受付までをn8nで全自動化
セミナーやワークショップの申し込み管理を n8n で自動化。受付・リマインドメール・当日 QR チェックインまでの 3 本のワークフローを解説します。

セミナーやワークショップを自分で主催するとき、地味に手間がかかるのが「申し込み管理」です。フォームが届いたら Airtable に転記して、カレンダーリンクを送って、前日にリマインドして、当日は受付で名前を確認して……これを全部手動でやっていると、肝心の準備に集中できません。
今回は n8n を使って、申し込み受付から当日チェックインまでを 3 本のワークフローで自動化しました。
全体の構成
① 申し込み受付ワークフロー
フォーム → Webhook → スプレッドシート登録 → Google Calendar リンク生成 → 確認メール送信
② 前日リマインダーワークフロー
毎日定時実行 → スプレッドシートから参加者取得 → プログラムで日付チェック+QR コード生成(受付での出席確認) → リマインドメール送信
③ 当日受付ワークフロー
QRコードで受付 → スプレッドシートでステータス確認・更新 → HTML レスポンス返却
① 申し込み受付ワークフロー

フォームが送信されると、Webhookでトリガーがかかります。
フォームのフィールドから必要な情報(氏名・メールアドレス・イベント日時など)を取り出し、 スプレッドシートに1 レコード登録します。ステータスはデフォルトで「applied(申込済み)」にしておきます。
次に、JavaScript ノードでイベント情報を組み立てて Google Calendar の追加リンク(calendar.google.com/calendar/render?action=TEMPLATE&...)を生成します。日時・タイトル・場所を URL エンコードして埋め込むだけなので、参加者はリンクをクリックするだけでカレンダーに追加できます。
最後に、氏名・イベント詳細・カレンダーリンクを含んだ確認メールを送信して完了です。
② 前日リマインダーワークフロー

毎朝定時に実行されます。
Airtable から全参加者レコードを取得し、JavaScript でひとりひとり以下をチェックします。
- イベント日が「明日」かどうか
- ステータスが
appliedかどうか(canceledなら送信しない)
両方を満たした参加者にだけリマインドメールを送ります。
このとき、JavaScript の中で QR コードも生成しています。参加者の ID をエンコードした QR コードを Data URL として作り、メールに埋め込みます。当日はこれをスタッフが読み取るだけで受付が完了します。
③ 当日受付ワークフロー

受付スタッフが参加者の QR コードをスキャンすると、Webhook が叩かれます。パラメータとして参加者の ID が渡されます。
ワークフロー側では:
- ID を使って Airtable でレコードを検索
- ステータスが
participatedなら「受付済み」として処理終了 - まだなら
participatedに更新し、参加者名を含んだ受付完了ページ(HTML)を返す - レコードが見つからなければ、404 のエラーページを返す
スタッフのスマホやタブレットにそのままページが表示されるので、確認に手間がかかりません。
使ってみた感想
申し込みが入るたびに確認メールを手動で送る作業がなくなりました。リマインドの送り忘れもゼロです。当日の受付も QR をかざすだけで済むので、当日の紙リストも不要になりました。
ワークフローを一度作ってしまえば、次のワークショップでも Airtable のイベント情報を更新するだけで再利用できます。
イベント運営の「雑務」がなくなると、コンテンツ準備や参加者対応に時間を使えるようになります。

Takaaki Yoneda
環境保全、グラフィックデザイン、マーケティングなどプログラミング以外にも幅広い興味を持ったソフトウェアエンジニアです。 最近の趣味は、ボードゲームと登山