Claude Code のサブエージェント入門
Claude Code にはサブエージェントという仕組みがあって、Claude が自分で「分身」を作って並列で作業させることができます。今日はその仕組みと使い方をまとめます。
サブエージェントとは
メインの Claude がマネージャーになって、専門のサブエージェントたちに仕事を割り振る仕組みです。
あなた
└── Claude(マネージャー)
├── accountant エージェント(財務担当)
├── developer エージェント(実装担当)
└── reviewer エージェント(レビュー担当)サブエージェントは同時に・独立して動きます。あなたはメインの Claude とだけ話せばいい。サブエージェントに直接指示を出すことはできません。
/agents コマンドで作る
手動でファイルを作ることもできますが、/agents コマンドを使うのが一番簡単です。
/agents実行すると対話式のメニューが出てきて、エージェントの作成・編集・一覧表示ができます。「Generate with Claude」を選ぶと、説明文を書くだけで Claude がエージェントの設定を自動生成してくれます。
保存場所は2種類選べます:
- Project(
.claude/agents/):このプロジェクト専用。git で共有できる - Personal(
~/.claude/agents/):全プロジェクトで使える
エージェントの中身
実態は YAML フロントマターつきの Markdown ファイルです。
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name: accountant
description: 予算計算と財務分析を担当する
tools: Read, Write
model: claude-haiku-4-5-20251001
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あなたは財務アナリストです。
コスト計算、予算まとめ、異常値の指摘をしてください。
通貨は常に JPY で表示してください。model はコストに応じて使い分けられます:
claude-haiku-4-5-20251001:速くて安い。単純な作業向けclaude-sonnet-4-6:バランス型claude-opus-4-6:最も高性能。複雑な作業向け
CLAUDE.md との使い分け
CLAUDE.md はメインの Claude もサブエージェントも全員が読む「共通ルール帳」です。
ルートの CLAUDE.md には全員に知っておいてほしいことを書きます。技術スタック、コーディング規約、プロジェクトの構成など。エージェントファイルにはそのエージェント専用の指示だけ書けばいい。
最初はルートの CLAUDE.md だけで十分です。エージェントが混乱しはじめたり、役割を分けたくなってきたタイミングで分割するのがいいと思います。
エージェントの呼び出し方
/エージェント名 で呼ぶわけではありません。普通に話しかけるだけです。
「財務レポートを作って」
Claude が description を読んで、適切なエージェントに自動的に委譲します。description の書き方が重要で、「どんな時に使うか」を具体的に書くほど精度が上がります。
バックグラウンド実行
エージェントが処理中でも、Ctrl+B でバックグラウンドに送れます。メインの会話を続けながら、処理が終わったら結果が届く感じです。実行中のタスクは /tasks で確認できます。
1つだけでも意味はある
並列処理だけがサブエージェントの価値ではありません。
- コスト管理:単純な作業は Haiku、難しい作業は Opus と使い分けられる
- ツール制限:財務エージェントにはコードを触る権限を与えない、など
- 安定した動作:毎回同じ専門家に頼むことで、挙動が一貫する
専門性が必要な作業であれば、1つだけでも十分に意味があります。
最初は /agents で1つ作ってみるところから始めてみてください。作り方を覚えると、プロジェクトごとに専門家チームを用意するのが楽しくなってきます。

Takaaki Yoneda
環境保全、グラフィックデザイン、マーケティングなどプログラミング以外にも幅広い興味を持ったソフトウェアエンジニアです。 最近の趣味は、ボードゲームと登山